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金曜日に仕事が終わって新宿に新しくできたHubに行ったんだ。ある友達が毎週の金曜日に集まって飲むところで何回か誘われたが、初めて参加してみた。

The Hubというのは、まあ、「パブのチェーン店」と考えてもらっていいでしょう。安くて、ビールと油の飲食天国だからデブな英会話教師が大好きらしい。

けれど友達と話して、可愛い新入社員と愛想よく談笑しながら不味いハウスワインをちびりちびり飲み続けることで楽しい時間を過ごしてた。

やがて扉が開き、デカイ白人が入ってきた。顔を見たら誰だか直ぐ分かった。「ノイマンだ」と思って、すぐ話し掛けようと決めた。

ノイマンってしてる?「ここが変だよ」によく出ている、ややうるさいドイツ人だ。でも彼と初めての出会った場所は、書店だった。その時、彼が書いた本が目に入り、「イケテない日本」のタイトルを読むだけで買ってしまった。外国人が日本語で書く本には相当な関心があるんで仕方なかった。

「すみません、ちょっといいですか」と手招きしながら言ったら、怪訝な表情をして近寄ってきた。

「本を読みました。面白かったです。」と言ったらノイマンが明るく微笑み、「日本語読めるんですか…」と答えて、感想を聞いた。

本についての、私の印象を聞いてから「実は彼女が書き直してくれたんだ」と、一緒に来店したきれいな女性を示して明かした。(実はそうだろうと思ったが…)

何はともあれ、文書から見るとあんまりキツイ日本の批評家にして、意外と優しくて、印象のいい人だった。もし機会だあればいろんな話を聞かせてもらいたいな。